母の弁当日記 大学生編

大学生の娘と弁当と日常の記録

4/9〜4/13 渋谷で5時

 
ベンチャー面接の日が来た。
 
詳しくはこちら。
 
 
「当日は、履歴書と職務経歴書をお持ち下さい」
 

人生で何十回目かの履歴書を書くのに、4時間もかかってしまった。

いや、履歴書自体は以前書いたものを見ながら書いて楽勝だったんだけど。
職務経歴書?なにそれ。そんなの書いたことないし。リア充が自己満足のために書くものじゃないの…?
でも持って来いと言われちゃしょうがないので、ネットで書き方を調べながら書いていったらめっちゃ時間かかった。
職務経歴書はいわば自分史…。このスッカラカンなクロニクルと向き合うことの辛さよ。自分がダメ人間であることをダメ押しする残酷さ。そのスッカラカンをなんとか色付けして、自分に有利なように書かなきゃならないのがまた悲しい。
とどめは証明写真だ。美肌機能(プラス200円)をケチったがために、目元たるんだ疲れたおばさんの写真が撮れた。何度も取り直しokが売りの機械だったが、撮っても撮っても疲れたおばさんしか写らないので、そうですワタシが疲れたオバサンです。ダッフンダ!!と最後はキレ気味に印刷ボタンを押した。
 
こうして、疲れたオバサンの写真が貼られた中身のない履歴書を持った私は、いそいそと渋谷へと向かった。
 

今日の弁当

4/9
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4/11
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4/12
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4/13
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渋谷の駅を出ると、社民党福島みずほさんが演説をしていた。ショッキングピンクのスーツを召した福島みずほさんの前は閑古鳥で、演説を聞くふりをして会社までのルートを調べる。
 
渋谷は相も変わらず、汚くて臭かった。
変わってしまったのは私の方。昔は渋谷の街をひとたび歩けばナンパやキャッチの男たちがしつこく取り巻いて長距離を歩いてられないくらいだったのに、今じゃエースコンタクトしか声をかけてこないじゃないの…。なぜなの。そうですワタシが疲れたオバさんだからです、ダッフンダ!!…って余計な御世話だよ!
 
待ち合わせをした会社は、支店なので本店に比べ、規模は小さかった。お菓子食べ放題とかはないかもしれない…不安がよぎる。
 
でもエレベーターを降りると「うわあ…」と思わず言ってしまった。
白一色のオサレで無機質な空間には誰もいなくて、オサレな電話が一台だけ。クーッ!無駄がないってこーゆーこと!何ここ、ベンチャー企業かよ⁉︎ベンチャーだよ!
 
取り乱しつつ受話器を取る。
「〇〇さんと面接のお約束をしておりまして…」
「〇〇…ですか?そちらの(オサレな)椅子にかけてお待ち下さい。えーっと、〇〇…ですよね?」
 
(オサレな)椅子にかけて待つこと5分。
通り過ぎる人はいるが、誰も私を迎えに来ない。
 
やはり、だまされたのだろうか。
 
応対してくれた人の「〇〇…ですか?」の裏に隠された言葉があるような気がしてならなかった。
 
「〇〇…ですか?…(そんな人いたっけ?)」
 
「〇〇…ですか?…(あいつまた何かやらかしたの?)」
 
「〇〇…ですか?…(こないだ退職していないんだけど…)」
 
「〇〇…ですか?…(ぶっちゃけ今外出中だし、そんな話聞いてないんだけど)」
 
 
まあ私はブログネタのために、だまされにきたのだから…
そう自分を慰めながら、手持ち無沙汰でそわそわしてた時。
扉の向こうから2人の王子様が現れ……
 
後半に続く…
 
(すみません、これ以上書く時間なくて)